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1955年から米軍ハウスとして愛された、二戸（ニコ）の家。当時の面影をできるだけ残し、今もなお誰かが住んでいるような雰囲気を大事に守ってます。建物外観全体像を引きで映せる芝生庭。
ニュートラルな空間は、インテリアによって、古きアメリカにも古きヨーロッパにも。使い古された床、木戸、タイル。造られた古きではなく、本当に使われてきたパーツが作品の空気を変えます。

かつて米軍立川基地が存在した1960年代の終わりに日本に長期滞在する事になったロッキード社役員のボイル氏が建てた私邸で、アメリカから設計士を呼び寄せて建てられた本格的なサバーバンハウスです。
家具や調度品、エアコンや洗濯機などの家電にいたるまですべてアメリカ仕様、さらに雑貨や消費材に至るまで駐日米軍ファミリーの暮らしをそのまま再現しています。
アンティーク品で飾る事はせず、主に現行品を中心とした90年代以降のモノでまとまっているので、「今もアメリカ人が住んでいるのでは？」と錯覚するほどのリアルな生活感を醸しだしています。
また、建物や家具のヤレた感じはそのまま、作り物では決して出せない経年変化もこの物件の魅力です。
永らくは米軍に従事するシビリアン（文民）などに使用されていましたが、現在はロケ専用物件として、ファッション撮影 / ポートレート / 再現VTRなど、幅広い用途でご利用いただいています。